なるみ

衛生管理に厳しいアメリカの現状

せっかくおいしい食事を楽しもうとやってきたのに、外出先のレストランなどで食中毒になってしまったなら何もかもが台無しです。

楽しい気分が吹き飛ぶどころか体調を崩して入院なんてことになったなら、いったいどうしてくれるんだと怒りたくもなります。

食中毒は食べ物に細菌やウイルス、有害な物質がついていたといった原因が大半で、下痢や嘔吐、腹痛といった症状が現れます。

食中毒が発生した店では営業停止などの処置がとられ、新聞などに店に名前などが公表されるのですぐにわかると思っている人も少なくないようです。

しかし、実は下痢や腹痛などの症状が現れてもその店で食べたものが原因であるという確たる証拠がないために、単なるクレームとして処理されるケースがほとんどなのです。

特に悪質ではなく一般的に存在している菌でも、一時に大量に取り込み腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れることで下痢や腹痛などの症状が出ることもあるからです。

したがって新聞などで報道されるのは、患者の数が多いとか被害が広がる可能性があるといった稀なケースなのです。

アメリカの衛生に対する取り組み

意外にも日本の保険所などの衛生指導はそれほど厳しくないのが現状で、衛生管理に関する先進国第一位はアメリカです。

実はアメリカの食中毒患者の件数は非常に多く、その被害数を少しでも減らしたいという思いから飲食店舗のチェックを厳しく行なっているのです。

日本のレストランでもしゴキブリを見掛けても「うわっ、汚い」と思って今後その店に行くのを控える程度の人が多いかと思いますが、アメリカのロサンゼルスではすぐに客が保険所に通報します。

保険所は店に出向いてチェックをしてゴキブリが発見されたら、その店は即営業停止処分となってしまいます。

特に寿司は生ものを扱うので厳密です。

アメリカの寿司店では、店内の清潔度や寿司ネタの保管状態などを合格がA、注意がB、不合格はCと保険所による衛生管理ランク付けしてその結果を店内の客の見える場所に掲げています。

もちろんBやCのランクの店に行こうという客はいませんから、そのような評価を受けると店が成り立たなくなってしまいます。

だから、衛生管理には非常に気を使っているのがアメリカの現状なのです。