なるみ

食中毒菌の3パターン

感染型と毒素型

一口に食中毒や食あたりといいますが、その多くは食中毒菌が原因で症状が引き起こされます。

そして、食中毒菌による中毒には3つのパターンがあります。

まず一つ目が「感染型」といわれるものです。

これは細菌が腸内で悪さをして炎症や腹痛、下痢などの症状を起こすもので、この代表的な細菌にサルモネラ菌や腸炎ビブリオ菌があります。

二つ目が「毒素型」です。

毒素型は、事前に産制された毒素が体内に入ってしまって食中毒症状を引き起こします。

菌の有無に関わらず毒素が残っていれば症状を起こしてしまうのが特徴で、代表的なものにエンテロトキシンという黄色ブドウ球菌やボツリヌス菌があります。

ボツリヌス菌は100℃で10分加熱すれば分解できますが、エンテロトキシンを分解するには180℃の高温が必要なので、一般的な調理では毒素を消すことは不可能です。

2000年に起こった雪印乳業の牛乳による食中毒事件は、菌ではなく毒素によるものでした。

中間型は恐ろしい

三つめが「中間型」で、これは感染型と毒素型の両方の特徴を持ちます。

O-157がその代表的なもので、細菌自体が腸内において危害を与えるのに加えて、繁殖する際に毒素を産生するという特徴があります。

細菌と毒素の二本立てで危害を加えるので罹ってしまうとその症状は重くなり、ひいては致死率が高いという結果が生じてしまうのです。